日常業務の疑問を解決する場所であり、知識技術向上の場所であり、自己研鑽の場所となる研修会。その多くが、同じ職種の理学療法士が対象となっています。
しかしSENSTYLE企画の研修会では、理学療法士はもとより、同じフィールドの作業療法士、コメディカルスタッフからインストラクターなど、多職種の参加者を受け入れてきました。そしてまた新しいSTYLEとなる企画がスタートしました。
全てのセラピストが経験してきた臨床実習、プロフェッショナルに触れるプレシーズン。学生とバイザーが同じ時間を過ごし、多くディスカッションが重ねられる。その時間の中に、学生とバイザーが一緒に研修会へ参加し、より良くコミュニケーションができる為に、この企画を提供します。
「学校や教科書だけでは解決できない事が多い。」
「理解できる部分とできない部分があったが、自己学習しなければ
ならない部分が明確化した。」
「広く知見を収集することで自分のしたい仕事像がしぼれてきました。」
経験から解決のヒントを得られることもあると思います。専門家の経験は、学校の講義で聞くことはできないはずです。教科書にも載っていない細かいテクニックも、研修会だけでしか見ることができません。そういう内容に触れることで、学校に帰ってから、講義に対しての視点も変わるのではないでしょうか?
また、参加した学生の中には、将来のセラピスト像が見えてきたようです。その後のセラピスト人生に影響することは間違いなし!
学生支援プロジェクトシステム
1)特別協賛校:九州中央リハビリテーション学院、福岡リハビリテーション学院、北九州リハビリテーション学院、
麻生リハビリテーション学院、福岡医健専門学校
2)一緒に参加される学生は何名でも構いません。
3)申込み時に備考欄に学校名・学生氏名をご記入下さい。
学生支援プロジェクト利用者の声
User's Voice #1
「非常に斬新な発想だと思います。学生にも広く門徒を開く運営方針に
感激しました。」
「実際に臨床現場での指導者がどのように卒後勉強をしているかを
見せることができ、学生にとって非常に有意義であったと思います。」
最新の知識技術を身につけ、治療に活かす。技術を磨き、能力を高める為に多くのセラピストが、研修会へ参加します。プロのセラピストとして必要なことであり、臨床以外での姿もバイザーとして伝えるべきことの一つとなりえます。
User's Voice #2
「研修会後、研修をふまえ患者さんについてディスカッションできた。」
「一面的な見方の傾向が強い学生が、多面的な見方をするきっかけと
なり、その後の指導がスムーズだった。」
User's Voice #3
股・膝人工関節術後の理学療法~周術期から在宅までの理論と実際~に参加して。
《勉強会の感想》
<学生>
私は、今まで実技のある勉強会に参加したことがありませんでした。今回、初めて実技のある勉強会に参加させて頂き、とても楽しく学ぶことができました。実技を実際に前で行っており、画面でも見ることができたので理解しやすかったです。関節包の動きなど、学生の私にはまだ理解できていない部分が多く、内容が難しいと感じることもありましたが、バイザーの先生にすぐに聞くことができたので、分からないことをそのままにせずに講義を受けることができました。
また、リラクゼーションなどの手技の練習から、実際の症例様の経過報告など臨床でのことを知ることができました。
今後、TKA・THAをされた患者様に対して、勉強会で学んだことを活かしていければと思います。
メディカル・カレッジ青照館 理学療法学科4年
<バイザー>
今回長期臨床実習に来ていた学生さんと参加させていただきましたが、大々的に学生の参加を呼びかけている研修は初めてでした。学生さんにとって実習期間中でレポートに追われて研修会に参加する余裕はなかったかもしれませんが、講師が石井慎一郎先生であったこともあり、理学療法のすばらしさや患者さんに対する思いなどぜひ感じてほしくて、半ば無理やり参加してもらいました。その他の講師の先生も割りと経験年数が若い先生方であり、実際現場でどのようなことを考え、どのようなことで悩み、どのような方法で患者さんにアプローチを行っているかなどを感じてくれることで、学生さんにとっても自分の理学療法士像をもつためのよい刺激になったのではないかと思います。
また研修会中も学生さんから質問を受けたり、こちらが質問したりすることで学生さんがどの程度内容を理解しているのかを確認でき、また質問を受けることで自分もきちんと内容を解釈して学生さんに分かりやすく説明する練習にもなりました。
また休憩中などに講義の内容や、学生さんの担当している症例についてディスカッションすることができ、学生さんが質問しやすいような環境をつくるよいきっかけになったと思います。
今後もこのような研修会のスタイルをぜひ企画していただきたいです。
介護老人保健施設 白藤苑
指導する学生が、一つの考えからなかなか抜け出せない、広がらない、という経験をするバイザーは多くいると思います。そういう指導場面において、研修を一緒に受け、共通認識のもとスムーズなコミュニケーションにつながり、考えを解決するヒントや考える幅を大きくするきっかけとなっているようです。