上肢外傷におけるハンドセラピィの実践
~肘関節周囲骨折および橈骨遠位端骨折を中心に~
南川整形外科病院 作業療法士
大川 尊規 先生
【講演アブストラクト】
外傷後のセラピィにおいて最も重要なことは痛みを理解し、緩和させた状態で優しいセラピィを行うことだと考えています。そのためには、まず解剖・機能解剖を理解する必要がありますが、その前段階として“整形外科を知る ”必要があります。
この痛みは主観的なもので評価は難しいですが、近年、痛みを炎症として“見える化“できる超音波診断装置がフォーカスされています。当院ではこのツールを日々の臨床で利用することで痛みの部位を同定し、その炎症の程度を把握し、原因を考え”適切な時期に適切なセラピィ“を行うことを心がけています。
今回は、肘関節周囲骨折および橈骨遠位端骨折を中心に症例を通してエコー所見やX線、透視下動態など様々なツールを利用した評価および実際のハンドセラピィについてご紹介いたします。