運動支援の心理学~知覚・認知を活かす~
樋口貴広先生
首都大学東京人間健康科学研究科 准教授
<概要>
近年,知覚・認知の情報処理システムが身体運動と密接に関わることが明らかとなり,
こうした知識を含めてスポーツやリハビリテーションの問題を考えることの重要性が認識されつつあります.本講演では,知覚・認知の知識に着目することで,運動支援が具体的にどのように発展できるのかについて,研究成果に基づきわかりやすく解説します
●マルチタスクとしての身体運動
私たちの身体運動は,動きやバランスを制御しつつも,周囲の状況を常に判断するといった,マルチタスク環境下でのパフォーマンスが求められます.講演では,身体運動をマルチタスクの環境でコントロールできるようにすることの意義について解説します
●運動学習をどのようにとらえるか
運動の学習を効果的にサポートするための知覚・認知的な知識として,「運動のばらつき」,「運動の自由度」,「環境設定の重要性」,「練習効果の持続性」という観点から解説します
●歩行の視覚運動制御
歩行により空間を移動するためには,視覚情報に基づく移動環境の知覚が不可欠です.本講演では,狭い隙間を通り抜ける場面に着目して,歩行中に得られる動的視覚情報に基づき歩行が制御されるプロセスについて解説します
講師
樋口貴広先生
(首都大学東京人間健康科学研究科)
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26年3月30日(日)
金額:
8500円
出版記念特別早期割引
7,500円
(特別早期割引は突然終了することがあります。早めの申込をお願いします。)
講義時間:10:00~15:00
(受付開始9:30から)
【昼食について】
近隣には数件、コンビニエンスストアがございますが少し距離がございます。
ご持参頂ますようお願い致します。
施設内・敷地内は完全禁煙となっております。
会場:九州中央リハビリテーション学院 5F講堂(熊本市中央区本山3丁目3-84)
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