SENSTYLEの研修会で最も人気の高い企画「THE歩行」
2014年の歩行は東京での開催です。

講師陣にはもう説明の必要のない方ばかりが名を連ねておられます。
脳科学・神経メカニズム・バイオメカニクス・視覚制御
間違いなくその道のPROが集います。
まだ一度も「歩行」研修会に参加されたことのない方はもちろん、これまでに参加頂いた方もきっと新しい知見を得られることでしょう!

ご職場・お友達をお誘い合わせの上ぜひお早めにお申し込みください



森岡周先生

畿央大学大学院健康科学研究科 研究科主任・教授
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長





『歩行の神経基盤と治療戦略』


[講演アブストラクト]
 歩行制御には脊髄から大脳皮質までの多くの神経系が関与する。それぞれが役割を持ちつつ、それらのネットワーク協調によって歩行が制御される。一方、歩行制御の異常はリハビリテーションの主要な治療対象の一つである。ヒトは社会生活において、様々な文脈や環境に応じて歩行を時に無意識的に、時に意識的に制御している。このような柔軟な歩行制御には神経系の働きが不可欠である。環境に依存した柔軟な歩行の回復のためには、運動学、運動力学だけでなく神経科学に基づき治療をデザインしていくことが重要となる。
 本講演では、「立つこと・歩くことの神経基盤」「歩行の機能回復システム」「神経科学に基づいた歩行制御に対する治療戦略」を紹介する。

[本講演に関わる最近の著書および原著論文]
1. リハビリテーションのための神経生物学入門(協同医書出版社), 2013
2. Morioka S, et al. Changes in the equilibrium of standing on one leg at various life stages. Curr Gerontol Geriatr Res.2012:516283. 2012
3. Morioka S, et al. Effects of plantar perception training on standing posture balance in the old old and the very old living in nursing facilities: a randomized controlled trial. Clin Rehabil 25: 1011-20, 2011


[代表著書]
リハビリテーションのための神経生物学入門(単著/協同医書出版社/2013)
リハビリテーションのための認知神経科学入門(単著/協同医書出版社/2006)
リハビリテーションのための脳・神経科学入門(単著/協同医書出版社/2005)

[代表論文]
Morioka S, et al. Effects of perceptual learning exercises on standing balance using a hardness discrimination task in hemiplegic patients following stroke: a randomized controlled pilot trial. Clin Rehabil. 2003; 17(6):600-7.
Morioka S, et al. Influence of perceptual learning on standing posture
balance: repeated training for hardness discrimination of foot sole. Gait
Posture. 2004; 20(1):36-40.
Morioka S, et al. Changes in the equilibrium of standing on one leg at various life stages. Curr Gerontol Geriatr Res. 2012;2012:516283.



河島則天先生
国立障害者リハビリテーションセンター研究所
運動機能系障害研究部・神経筋機能障害研究室長





『歩行運動の適応性と学習性』

円滑な歩行運動を実現には、全身の多数の筋の協調的な活動が必要である。絶えず変化する外部環境への適応も重要であることから、仮に脳が全ての運動指令を逐次与えると考えるならば、その負担は膨大になるはずだ。しかし実際には、歩行運動は他の身体運動と比較して運動出力そのものに対する脳(高位中枢)の関与が少ない(僕らは特に意識しなくても歩くことができる)。
本講演では、歩行運動のしなやかな調節が、どのような仕組みで成り立っているのか、さらにはひとたび障害や疾患によって失った歩行機能を回復に導く(あるいは回復を促す)ためには、どのような理論的背景を基に、いかなる具体的アプローチが可能であるのかを、考えていきたい。

(本講演に関連した主な論文)
1. Ogawa T, Kawashima N, Ogata T, Nakazawa K. Predictive control of ankle stiffness at heel contact is a key element of locomotor adaptation during split-belt treadmill walking in humans. J Neurophysiol (in press)
2. 河島則天、緒方徹 脊髄損傷者の歩行機能回復に向けた新しいビジョン-神経の再生・修復から歩行機能回復まで- 脊髄外科Vol.27(2), p125-129, 2013
3. 河島則天 歩行運動を実現する神経システム 理学療法 Vol. 29(7), 727-734, 2012
4. 河島則天 正常歩行の神経制御 理学療法 Vol. 26(1), 19-26, 2009
5. Kawashima N, Nozaki D, Abe MO and Nakazawa K. Shaping appropriate locomotive motor output through interlimb neural pathway within spinal cord in humans. J Neurophysiol 99: 2946-2955, 2008.
6. Kawashima N., Nozaki D., Abe OM., Nakazawa K., and Akai M. Alternative leg movement amplifies locomotor-like muscle activity in spinal cord injured persons. J Neurophysiol 93: 777-785, 2



樋口貴広先生
首都大学東京人間健康科学研究科 准教授






『歩行の視覚運動制御』

【講演概要・キーワード】
 1.視覚運動制御
 2.アフォーダンス知覚
 3.環境との相互作用
 4.高齢者の転倒予測
 5.歩きスマホの危険性

【講演アブストラクト】
 人間の歩行は、環境及び身体に関する感覚入力に応じて適切な調節がなされる結果、常にリズミカルで安定した動作となる。
視覚情報は遠方の環境の状況を知らせる強力な情報源であり、
先の情報を予見して歩行を調節するうえで必要不可欠である。
 遠方の視空間情報に基づく歩行の調整を予期的制御という。
予期的制御においては、環境と身体の関係性を瞬時に知覚し、適切な行動の選択をすることが重要となる。
こうした中で、転倒リスクの高い高齢者や脳卒中片麻痺患者の場合、下肢の機能代償として視覚情報を利用する結果、
予期的制御ができず、特に複雑な歩行環境下でのバランス維持が困難となる場合がある。
本講演では歩行の視覚運動制御をめぐるこうした諸問題について解説をおこなう。
また本講演では,安全な歩行に視覚的注意が重要であることを示す事例として,歩きスマホに関する話題紹介も行う.


石井慎一郎先生
神奈川県立保健福祉大学 







『歩行の動的姿勢制御のバイオメカニクスと理学療法』




歩行フェスタ

in東京

※お願い
施設の都合上、昼食時は外にてお願い致します。
施設付近のお店はコチラからお探し下さい。


講師
・森岡周先生
(畿央大学大学院健康科学研究科 研究科主任・教授
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長)
・河島則天先生
(国立障害者リハビリテーションセンター研究所
運動機能系障害研究部・神経筋機能障害研究室長)
・樋口貴広先生
(首都大学東京人間健康科学研究科 准教授)
・石井慎一郎先生
(神奈川県立保健福祉大学)





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スケジュール

12日(受付・開場開始9:30予定)
AM(10:00~12:30) 森岡先生
PM (14:00~16:00)河島先生

13日(開場開始9:30予定)
AM(10:00~12:30) 樋口先生
PM (14:00~16:00)石井先生

開催概要

日程:4月12日(土)13日(日)

通常価格 15500円
特別割引:13,500円


講義時間:10:00〜16:00(受付開始9:30)(予定)

会場:東京荏原文化センター(品川区中延1-9-15)



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