【姿勢と歩行出版記念】姿勢と歩行 協調からひも解く

講師
樋口貴広 先生
首都大学東京 人間健康科学研究科 教授

姿勢と歩行:協調からひも解く



本講演では,立位姿勢と歩行の制御,および学習について,「中枢・身体・環境の協調」という観点から解説する。

立位姿勢の維持であれ歩行であれ,それ自体は中枢神経系の司令に基づく筋骨格系の振る舞いである。

しかし,だからといって筋骨格系が中枢神経系に隷属的に支配されている,という関係にはない。
歩行では,振り出した下肢が環境に作用することで,様々な感覚情報が生起する。
中枢神経系は,この感覚情報を受容することで状況を把握し,事後の司令内容を微調整する結果,常に安定したバランスを維持立位姿勢の維持であれ歩行であれ,それ自体は中枢神経系の司令に基づく筋骨格系の振る舞いである。

しかし,だからといって筋骨格系が中枢神経系に隷属的に支配されている,という関係にはない。
歩行では,振り出した下肢が環境に作用することで,様々な感覚情報が生起する。中枢神経系は,この感覚情報を受容することで状況を把握し,事後の司令内容を微調整する結果,常に安定したバランスを維持することができる。このように見れば,むしろ筋骨格系と環境の相互作用が中枢神経系の司令を形作っているといっても,過言でない側面がある。することができる。

このように見れば,むしろ筋骨格系と環境の相互作用が中枢神経系の司令を形作っているといっても,過言でない側面がある。

本講演では,転倒が必ずしも運動機能・身体機能の低下だけでは説明できない現象や,運動を学習する際の環境設定の重要性など,リハビリテーションに関連する様々な研究知見を紹介する。これらの豊富な事例を通して,立位姿勢や歩行について中枢・身体・環境の協調という観点から考えることの意義をご理解いただきたい。


姿勢と歩行_協調からひも解く
樋口貴広・建内宏重 「姿勢と歩行:協調からひも解く」,三輪書店,2015

第1部(建内氏)
<姿勢制御>
ヒトの姿勢の力学的平衡/身体各部位のアライメントの協調関係/運動連鎖と姿勢制御
<歩行>
受動的制御と能動的制御/筋の機能的協調関係
第2部(樋口)
<姿勢制御>
3つの情報に基づく姿勢の知覚制御/姿勢の認知制御
<歩行>
歩行の予期調整/注意と歩行
詳細はコチラ>>クリック
購入はコチラ>>クリック


【開催日】 平成28年1月31日(日)
【タイトル】姿勢と歩行 協調からひも解く
【開催地】福岡
【会場】電気ビル本館 地下2F 8号会議室
    (福岡市中央区渡辺通2−1−82)
【講師】
 樋口貴広 先生(首都大学東京 人間健康科学研究科 教授)
【参加費】通常:10,800円+税
     早期割引:8,800+税( 割引延長中
     ※早期割延長は突然終了する場合がございます。
     予めご了承下さい。
【時間】10:00〜16:00(受付9:30開始)
参加費
通常
早期割
¥10,800円+税 
8,800+税
12/4振込み分まで
団体割(2名様)
早期団体割
10,800円+税 
¥7,800+税
12/4振込み分まで
団体割(3名様~)
早期団体割
¥10,800円+税 
¥6,800+税
12/4振込み分まで


クレジットカードによるお支払いが可能となりました。

クレジット決済について(はじめての方はコチラをお読みください)