理学療法と肩関節 ~病態から臨床、研究まで~
慶友整形外科病院 リハビリテーション科
宮本 梓先生
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国立療養所福岡東病院附属リハビリテーション学院卒
3年時の実習施設の久恒病院(福岡)で山田稔晃先生(現九州中央リハビリテーション学院)に出会い、肩関節の楽しさ知る。
卒業後も肩関節の勉強をこころざし、高岸直人先生および竹下満先生を頼り南川整形外科病院(福岡)に就職する。
南川整形外科病院に5年勤務後、平成19年に慶友整形外科病院(群馬)に異動する。慶友整形外科病院では、週2回手術室勤務となり、手術の場で医師に機能解剖学的視点を伝え、PTには手術所見を伝え医局との密な関係作りを行っている。さらに、病院長が肘関節の専門であることから投球動作の指導にも尽力している。
最近の研究テーマは、棘上筋の機能解剖と肩甲骨の評価法である。教科書の概念にとらわれない独自の発想で新しい理学療法を模索している。
【大項目】
①肩関節を診る
②基礎、病態、臨床
③理学療法の実際
④投球障害
【アブストラクト】
肩関節の理学療法を実施する場合、まず必要な知識は基礎です。しかしながら、基礎と言っても求められる領域は、解剖やバイオメカニクス、画像読影、手術方法などが多岐に及びます。さらに、肩関節疾患の診断名は曖昧で決して病態を的確に表現しているものではありません。
我々理学療法士は診断名にとらわれることなく正確に病態を把握しなければなりません。では、どうやって病態を把握するのか?気をつけるべきポイントは何なのか?ということを詳細にお伝えしたいと思います。
前半では、これらの項目を臨床的に統合・解釈ができるよう試みます。
後半では、私の研究に基づき、”棘上筋の機能解剖”と”肩甲骨の捉え方”を中心に肩関節の機能と評価を再考し、臨床応用まで紹介します。最後に、投球障害のみを別枠として病態からバイオメカニクス、投球動作のポイントから指導方法まで私の経験に基づいてお話しします。