社会支援活動参加レポート

くまもと支援の会、 熊本済生会病院 無料検診ボランティアに参加して

地元地域の『温かさ』

ホームレスの方に対しての支援活動を行っている、NPO法人くまもと支援の会。
今回の活動は、熊本県庁の一角を借りて、ホームレスの方に対する無料健康診断です。

 開催にあたっては、医療の制度や人員・物資の確保において、なかなか協力が得られなかったところ、熊本済生会病院が巡回診療の一環として協力するに至り、くまもと支援の会の長年の願いが実現した今回の検診であったようです。
 熊本済生会病院のスタッフ(副院長はじめ16名)を中心に、熊本県、熊本市、いつもボランティアに参加されている方など、十分な態勢で開催されました。

 検診のメニューは、問診、身長、体重、血圧、血液、心電図、胸部レントゲン撮影、検尿、医師の診察といった、一般の病院で受けるメニューとほぼ変わらない内容でありました。副院長によると、すぐにでも受診したほうがいいと言う方も数名いらっしゃったとのこと。今後、病院での定期受診につなげていければと言うことでした。
その他、健康相談、福祉相談のブースも設けられ、自身の体に関することだけでなく、生活上の資金についての相談をされている参加者もいました。

 初の試みであり、スタッフの皆さん手探りの中、作業にあたっており、混雑や右往左往することもありましたが、何事も初回であり試行錯誤しながら、また、十分なスタッフ体制のおかげで、しっかり対応でき、徐々にスムーズにもなって行きました。
 参加者は約30名の方がみえられ、支援の会の方もまずは来てもらえたということで、安心されていたようでした。


「今回、このような健診が行えて本当に良かったです。なんと言っても一人の命を大切にしないといけない。それが出来るようにしていきたいと思います。」

(NPO法人 くまもと支援の会 理事長 談)


 多くの分野、職種からスタッフとして参加されており、1人1人、地元地域の『温かさ』があって、実現していると感じました。
 その中で、SENSTYLEスタッフの一員として、メディカル分野の協力だけでなく、いつも行っている研修会運営の成果から、検診参加者の案内、誘導という部分で、わずかばかりながら役に立てたのではないでしょうか。

 今後、回を重ねていく毎に、協力の輪も広がっていくと思います。支援の会の様々な活動に、これからも協力し、温かい輪が大きく広がっていくことにお手伝いできればと思います。

(文責 m.murakami)




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